フリーター、どうか家を諦めないで #4

なんかもう、いろいろなことがよく分かりすぎて、辛い回でした。家族が病気になってしまって、家に漂う重たくて湿った空気とか、意味もなく抱く苛立ちとか、いっそのこと…と思ってしまう気持ちとか、淋しいけれど私はよく分かってしまう。だから誠治くんが酔っぱらって、本音を話すところ。そこから異様に涙が出てきて、そしたら誠治くんも同じタイミングで泣きだすもんだからビックリした。二宮くん、君にはお手上げです。


人生には思いもかけないことが降りかかる。
未来や運命は自分の手で変えられる、と信じられることは立派なことだけど、でもいつの日か必ずしもそうではないことに気づいてしまう。誰のせいでもなく、どうあがいても逆らえない流れのようなものが、人の生きる道にはあるのだと思うよ。その先に待っているのは一瞬の絶望なのか、諦めなのか、成長なのか。私にはよく分からない。でも私は、人は本当にいっぺん絶望しないと、自分にとって本当に捨てられない大切なものは何なのかを知らないと、本当に楽しいことがなんなのか分からないまま大きくなっちゃうと思うの。それだけは嫌だなあ。


とかいって、なんだかものすごく暗いエントリになってしまった。つまりは誠治くん、どうかお母さんの手を握って、離さないで。どうか夢を捨てないで、ということをネット回線とブラウン管を飛び越えて*1君に伝えたいよ。

*1:時代を感じますかそうですか